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Facebookが開始する友達の『いいね!』やチェックインを媒体とする新広告サービス『Sponsored Stories』の恐ろしさとは

Facebookが開始する友達の『いいね!』やチェックインを媒体とする新広告サービス『Sponsored Stories』の恐ろしさとは

Facebook

やはりFacebookは一歩先を行っているようです。今回もフルスロットルです。

といいますのは、Facebookがウォール上の友達の『いいね!』やチェックインを媒体とする新しい広告サービス「Sponsored Stories」を開始するからです。

なんだそれは?と思われるでしょうが、この実例を見ていただければ一目瞭然かと思われます。

これは、友達がスターバックスにチェックインしたメッセージに、スターバックスの広告が表示されている例です。

これは、友達がハングライダーについて「いいね!」を押したメッセージに広告が表示されている例です。

そして、これが友達がUNICEFのファンページについて「いいね!」を押したメッセージにUNICEFの広告が表示されている例です。

広告主は、Facebookユーザーのウォール上でのメッセージにからめて、直接広告出稿できると言う事です。(広告の表示自体はウォールではなく、右側のペインです。)

自分の友達のメッセージに直結した広告が表示されるため、必然的にレスポンスが高く、その結果として広告効果も非常に高くなります。これは、今までに存在するどのインターネット広告手法よりも効果が高いのではないでしょうか?

これに近いものを探すとすれば、あえて言うならばtwitterのSponsored Tweetsでしょうか。

しかし、現在のところSponsored Tweetsは現在twitter.comの検索結果と、HootSuiteのような限られたクライアントアプリケーションでのみ表示されるだけです。

また、検索結果では検索内容と広告内容がマッチしているものの、HootSuiteで見られるSponsored Tweetは当て外れなものが多い状況です。

それでも、既存の広告より反応が良いと言われていますが。

twitter社は今年2011年中に広告主が直接出向できる広告プラットフォームを公開するようですが、その媒体はそれでもこの2つに限られると予測しております。なぜなら、twitterはユーザーの反応とExperience(体験)を重んじるというポリシーを打ち立ててしまっており、今更ユーザーのツイートとして、もしくはそれと絡めることによって広告を表示できないからです。

それに対してFacebookはそんなことはお構いなしに、最初からフルスロットルですね。User Experienceは二の次です。

この2社のスタンスを比較しているといつもおもしろいのですが、Facebookは結構何かとアグレッシブであり、今回も何の前触れもなくユーザーのメッセージに広告を掲載するという強行突破を行います。

twitterは常にユーザーにお伺いを立てながら段階を踏んで、という形をとり、Facebookはフルスロットルでスタートしてクレームが上がれば徐々に緩めていくという全く対照的なスタンスをとります。実際に過去Facebookはユーザーのプライバシーに関して繰り返し何度も問題を起こしています。

結果、それでもユーザーが逃げないと言う事を知っているのでしょう。さすがに5億人も使っていると、ユーザーも使わざるを得ませんし、それだけFacebookも強気に動けるのでしょう。

さて、ユーザーのウォール(タイムライン)で、直接ユーザーのアクティビティに直結した形で配信されるという意味では、弊社の提供するつあどのようなPay Per Tweets広告の方が、Sponsored TweetsよりもこのSponsored Storiesにより近い広告手法と言えるかもしれません。

つあどでは、twitterの仕様上ユーザーのツイートに付記するという形は不可能ですが、広告がユーザーの独立した1ツイートとして表示されます。

誤解されていらっしゃる方も多いのですが、つあどではtwitter社のAPI規約とポリシーに完全に準拠しており、広告として配信されるツイートは必ず内容と配信時間を配信するユーザーが納得した上で、個々のキャンペーンに参加してもらうという形をとっています。

また、近年欧米では規制の動きが出ている「ステルスマーケティング」ですが、つあどは常につあどのツイートである旨を表記しております。

もちろん、個人の収入へのモチベーションと、普段のツイートとの趣向に矛盾が生じ、タイムラインを汚すのではという懸念も理解しておりますので、つあどではできるだけユーザーが納得できる企業のメッセージをユーザーの言葉で代弁してもらうという、どちらかと言えば単なる広告配信というよりかは「Endorsement」に近い形にすることによって、できるだけtwitterの文化に沿った形の広告ネットワークとして成立させるよう努力しております。

ちなみに、一旦つあどがtwitter社によって禁止されたという報道も出ておりましたが、実際にはtwitter社が禁止したのはユーザーの意図せぬツイートを自動でつぶやくようなBOT的な広告サービスであり、個々のユーザーと企業とのEndorsementをマッチングする広告サービスは逆にtwitter社自身が推奨しております。

さて、話はそれましたが、FacebookのSponsored Storiesは、このつあどをはじめとするPay Per Tweetsの手法なんかよりも何倍も強烈なわけです。

まずは、アクションを起こしたユーザーが意図せぬうちに広告として表示されること。友達のアクティビティにからめて、自動的に広告が表示されるわけですね。

次に、広告である旨がわかりにくいこと。もともと、Facebookのウォールには個人の行動として企業名に「いいね!」を押したり、店舗にチェックインしているわけですから、そこにいきなり企業が広告を出稿したとしても、元々のマッチング率が高いためにきわめて自然に露出され、広告であると言う事を認識しないままにもクリックなどのレスポンスが発生しやすいと言う事です。表示自体は画面の右ペインですが、それでも友達の顔と生の言葉が表示される訳ですから。

そして何よりも、自分が信用する友達のアクティビティに広告の内容が直結していること。友達が、今スターバックスにいます、スターバックス「いいね!」と言っているところに、スターバックスの広告が出て広告効果が低いわけがありませんね。

まとめれば、このSponsored Storiesは、最もアグレッシブで、最も効果の高い広告手法と言える訳です。

現在では、行動ターゲティングなどの広告プラットフォームに各社躍起になっておりますが、そのすべてを飛び越えてFacebookが最強の広告プラットフォームを提供してきたということです。

なぜなら、一般的な行動ターゲティングでは、その解析の元となる行動のデータが限られていますが、Facebookでは全ユーザーの全行動を把握しているからです。下手をすれば、普段のメールからメッセージから、「いいね!」から、そして友達関係からのすべてのデータを駆使すれば、もう他の広告手法はその効率にかなわないのかもしれません。

一般的な行動ターゲティング広告などに対しては、ブラウザーがオプトアウトする機能を発表するなど、ユーザー側のプライバシー保護の動きも出ているのですが、Facebookという一つのプラットフォームですべてのアクティビティを完結されてしまっていると、そういった防御も不可能です。

実は、これって大変恐ろしいことですよね・・・。

さて、長々と書いてしまいましたが、最後に個人的な興味を一つ。それは、弊社にてPay Per Tweetsであるつあどを始めた際にさんざんネガティブなご意見をいただいた方々が、このSponsored Storiesについてどのような意見を述べるかと言う事です。

もし、そのようなPay Per Tweetsに大きな懸念を示していた方々が、このSponsored Storiesを絶賛したとすれば、皆さんも是非ご一緒に心の中で突っ込みましょう(笑)。なぜなら、皆さんも既にこのSponsored Storiesの方が、つあどをはじめとするPay Per Tweetsを遙かに上回るアグレッシブな広告手法であるということをおわかりいただけたはずだからです。

皆様はこのSponsored Storiesをどう思われますか?

P.S. Sponsored Storiesの説明動画(英語)はこちらからご覧いただけます。

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Written by 朝山 貴生

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