iOS 5はNuance社のSpeech to Text(音声からテキスト変換)機能をキーボードに標準実装か
5月には、OS X LIONにNuance社のSpeech to Text(音声からテキスト変換)機能が両社の提携により実装されることが報道されましたが、どうやらiOS 5の正式版にもその機能が搭載されることがほぼ確実となってきました。
情報源はこのツイートです。
[blackbirdpie url=”https://twitter.com/#!/chronicwire/status/79709072068317185″]
最新版のiOS 5内部バージョンに、Nuance社のテキスト変換設定項目があると言うのです。リークされた写真を見てみましょう。
Nuanceの「口述」機能のオンオフが行える画面ですね。更にもう一つ。
あくまでも予想ですが、これをオンにすると、キーボードのスペースキー横にマイクアイコンが表示されて、それを押すと音声のレコーディングができ、その音声がテキストに変換されるのではないかと考えられます。
次の疑問は、果たしてこの新機能が日本語に対応しているのか?という点ですが、先述のNuance社は日本語のサイトもありますし、日本語の変換エンジンも販売しておりますので、日本語対応の確率は高いと言えるでしょう。
OS自体がこの機能を実装し、標準キーボードから使えるということは、アプリ自体が音声認識を売りにする必要がなくなります。言い換えれば、音声認識を売りにしているアプリは、Nuanceエンジンより高性能でない限りはセールスポイントがなくなってしまうと言う事です。
既に音声入力でメールできるアプリや、音声検索できるYahoo!アプリ、音声認識からツイートできるtwitterクライアントSoichaなどがありますが、それらアプリは音声認識機能をアプリ自体に実装するか、もしくはサーバー側に送信してから行わないとならないため、アプリサイズが大きくなったり、認識までに時間がかかったりするという問題がありましたが、OS自体がこの機能を吸収するため、今後はどのアプリでも音声認識機能が使用できると言う事です。
iOS 5では、合計200以上の新機能が実装されるそうですが、大々的に宣伝された機能以外にも、着信バイブのカスタムパターン作成機能など、魅力的な新機能がまだまだ隠されているようです。
個人的には3から4へのアップデートよりも楽しみですが皆様はいかがでしょうか?