ドイツの科学者がLED電球の光を使ったデータ通信方式を発明
2011年8月24日
ドイツの物理学者Harald Haasさんが、LED電球の光を使ったデータ通信方式D-lightを発明したそうです。
この通信方式は、LED電球の照度を人間の目が追いつけないスピードで変化させ、端末とデータ通信をさせるというもので、その通信速度は10メガビットを上回り、光が当たらない範囲ではデータ通信が行えないため、外部から電波を使ってデータを盗み見るといった不正行為も防げるとのことです。
言わば携帯電話にも搭載されている赤外線通信の超強力版といった感じでしょうか。
このD-lightを使って、WiFiアンテナの代わりに店舗のライトや、街頭に設置する事によって公衆データ通信サービスを提供したり、自動車のヘッドライトに搭載して自動車同士を介したデータ通信を実現したりと行った応用も考えられているようです。
もし一部で懸念されているように、無数に飛び交う通信用電波が本当に健康に悪い影響を与えるのだとすれば、将来この様な光を使った通信方式が普及するかも知れませんね。しかし、次は目への影響が気になり始めそうですが・・・。
いずれにせよ、データ通信はこの先まだまだ進化を続けそうです。
以下、HaasさんがD-Lightを説明している動画です: