Google Chromeの同期機能は違うプラットフォーム間で拡張機能までが同期されて非常に便利
Google Chromeのシェアがどんどん上がっているようです。
Chromeはその動作の軽さと表示の速さがすばらしいだけではなく、実に細かいところに工夫がされています。
最新の現在のChromeのシェアを見てみますと、今はこんな感じです。
参照:Usage share of web browsers – Wikipedia, the free encyclopedia
実際、自分でももうChromeがメインになってしまっています。全体から見たシェアはまだまだ、といった状態なのですが、実際にウェブ関連の人たちや技術関連の人たちでのシェアは非常に高く、米TechcrunchではとうとうChromeがシェア1位になってしまったようです。
このChromeは後発にもかかわらず、実に何かとかゆいところに手が届きます。
以前ご紹介したChrome to Phoneでは、Androidスマートフォンと絶妙の連携を見せ、今まで面倒だったPCとスマートフォンとの連携を実に見事に簡略化してくれました。
そのChromeの中で、案外使われていないのが実は「同期」機能です。
これは、Googleアカウントを持っていれば、複数のPC間で、OSに依存せず様々な情報を同期してくれる優れものなのです。実際にFirefoxでも、Firfox Syncを使えばブックマークを同期してくれて便利なのですが、Chromeの同期機能はその一歩先を行っています。
実際に設定をしてみればそれが一目瞭然です。Chromeの設定アイコンをクリックして「オプション」を選びます。
すると、「個人設定」タブの一番上に「同期」設定があります。「同期の設定」をクリックします。
Googleアカウントでログインします。
ここを見ればよくわかるのですが、Chromeの同期ではブックマークだけではなく、自動入力の履歴、設定、テーマ、そして拡張機能までが同期できるようになっているのです。しかも、まだスタートしていないアプリケーションまでもが含まれています。
実際にすべてを同期してみましょう。
注目は「すべてのコンピューターで」同期されていると言う事です。これは、ChromeがインストールできるプラットフォームやOSに依存せずすべてと言う事です。
実際にこの画面が出る前に、すでにほかのPCでインストールしているテーマが適用され、拡張機能が自動的にインストールされました。
実際にWindows 7のPCと、OS XのMacを比べてみましょう。
上がWindowsのChrome、下がMacのChromeです。Skypeのプラグインは別として、ほかの拡張機能が自動的にインストールされて、アイコンも表示されていることがわかります。
もちろんブックマークやショートカットアイコンも同期されています。
これで、違うOS間を行き来して使う人や、複数のPCを使い分けている人でも、常に自分の好みの環境でブラウザが利用できるようになります。
本当に便利な時代になりました。皆様も是非お試しください。