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運転中のGoogle Glass使用はスマートフォンよりも安全か?

運転中のGoogle Glass使用はスマートフォンよりも安全か?

Google Glass

昨日、カリフォルニア州におけるGoogle Glass着用運転に対する違反切符が無効となり、私自身のカリフォルニア州での経験を交えてその裏話をまとめました。

この事件に関しては日本でも様々なメディアが取り上げ考察を書いておりますが、その中で共通した意見に違和感がありましたので、今回は運転中のGoogle Glass使用に絞って再度まとめてみたいと思います。

そのためにはまず、Google Glassはどうやって使うのか、について再度簡単におさらいします。

Google Glassの使用方法

普段はスリープモードとなっています。通知が来た場合や、自分で何か機能を使いたい場合に、側面のタッチパッドに触れるか、首を30度上に傾けることによってスリープを解除できます。解除したらボイスコマンドもしくはタッチパッドで様々な機能を使用できます。

Google Glassは視線を遮るのか?

結論から言えばNOです。日本の道路交通法では視線を遮るデバイスを使用すると違法だ、という声も聞こえました。ところが、様々な写真を見て分かるようにも、Google Glassは視野を遮りません。

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写真によっては正面から見たものでも瞳にかぶるものがありますが、逆にその場合鬱陶しくてたまりません笑

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先述の通りGoogle Glassは必要なときに必要な情報を見るためのデバイスですから、正しい設置位置は瞳よりも上、となります。

ナビのように継続的に画面を見るものでも、通常は必要な場合にのみやや上を見上げて使用するのです。

スマホとの比較

例えば、ここで運転中の使用の違法性についてはさておき、ナビで特定の住所へのルートを見るケースを想定しましょう。

Google Glassの場合、瞬間的に顔を上に傾ける、もしくはトラックパッドをタップします。そして「Get Direction To」に続いて住所や名称を話します。あとは必要なときにのみ、視線をほんの少し上に上げて画面をみます。このとき、視界には進行方向前方の様子は一応は見えています。最初はスクリーンに集中しがちですが、慣れると「サブ視野」として、最小限の労力で情報を得ることができます。

Screen-Shot-2013-05-09-at-11.13.10-AM-640x354出展:Phandroid

しかしスマホの場合は、手元を見て、画面をアンロックし、住所を入力してマップを見なければなりません。Android KitKatバージョンで実装された英語のOK Googleを使わない限りは、完全なハンズフリー入力はできませんし、結果ナビゲーションを見るために視線は進行方向から大きく離れる事になるでしょう。もし、目の前に画面を置くとすれば、それなりのマウントを用意するか、もしくは片手をつぶして端末を掲げるしか方法はありません。

509904出典:Response

このように、私に言わせれば運転中のGoogle Glassの使用は、スマホの使用に比べれば断然安全です。

もしGoogle Glassが違法なら・・・・

以上のように、Google Glassが世間で誤解されているような、常時画面を見つめるための情報端末ではなく、必要に応じてその時に情報を得るための端末であることがおわかり頂けたかと思います。

眼鏡の形をしているので誤解を生むことが多いのですが、これはカメラ、マイク、ディスプレイそしてスピーカーが目の辺りに設置されているだけのことです。もっと極端に言えば、小型のスマホを目の上にぶら下げている感じですね。

ですので、もし運転中のGoogle Glassの使用が違法となれば、それよりも視線の移動と注視が必要なヘッドアップディスプレイはもっと危険とみなされてしかり、となります。

ヘッドアップディスプレイ(HUD)は私の知る限りBMWが2006年モデルで市販車に採用し、その後は日本車でもトヨタなどで採用されています。結果それらHUDもフロントガラスの一部に映像を投影するわけですから、Google Glassよりも視線を外して注視せざるを得ないのは当然です。

ちなみに、Google GlassもHUDの一種なのです。日本の一部メディアでは「スマートグラス」などという間違ったボキャブラリが使われておりますが、正しくはHUDの一種か、Optical Head-Mount Display(OHMD – 光学頭部装着ディスプレイ)とされています。ですので、Google Glassはフロントガラスに投射するHUDに比べ、より視線移動が少なくて済むHUDの一種であると言えます。

 

いずれにせよ、この新しいデバイス使用の適法性や違法性を判断するには、既存の法律ではなかなか明確な答えが出せないでしょう。Google Glass、HUD、スマートフォンに関係なく、共通して言えるのは運転中に注視するな!ということですね。

最後にそんなオチですみません。では!

今後もGoogle Glass Explorerの一人として、様々な情報発信をして参ります!引き続き、Google Glassに関する質問はtwitterFacebookページGoogle+でも受け付けております!

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Written by 朝山 貴生

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