正式公開されたGoogle Musicとは? – 楽曲購入、Google+での共有、そしてArtist Hubへの登録を試してみた
本日、Google Musicが正式に公開され招待制からオープンなサービスとなりました。
Google Musicについては後ほど詳しく説明しますが、まずは早速Google Musicで曲を購入し、Google+のストリームに直接共有する様子をキャプチャしてみました:
http://www.youtube.com/watch?v=oUXfnyylVT8
これを見ていただければ一目瞭然ですが、Google MusicではiTunesがPingで見事に失敗した(?)楽曲のSNSでの共有というアクションを見事に実現してくれています。
自分が購入した曲を、自分のフォロワー達とGoogle+のストリーム上で共有して再生することができるのです。
しかも、相互フォローしている友人であれば、なんと全局をストリーム再生できてしまいます。
では、この新しいGoogle Musicとはどういうものなのでしょうか?
Google Musicとは?
本日の発表会見によりますと、Google Musicは以下のような特徴や機能を備えています:
- Google Musicは曲を今日購入、共有したり、新しい曲を発見するなど、最高のデジタル音楽体験を提供する場所である。
- 既にβテスト段階から100万人が利用している。
- 持っている曲を2万曲までアップロードでき、クラウド上からどこにいてもストリーミング再生できる。
- どこかで購入した曲を再び購入する必要がない。
- WindowsやMacからはManagerアプリを使って好きなフォルダー、曲、そしてiTunesライブラリからも曲をアップロード&同期できる。
- 現在既に2億台以上存在し、毎日50万台増加しているAndroid端末(Ver 2.2以上)からも同期が出来る。
- 基本的にストリーミング再生だが、曲にピンを押しておくとその曲をローカルに保存しておいてネットにつながらない環境でも聴くことが出来る。
- 全てのコレクションから、そして買っていない曲からも自動的にお薦めの曲を教えてくれる。
- Instant Mix機能が自動的に曲のリストを作ってくれる。
- 毎日無料の曲が提供されダウンロード出来る。
- Google+で曲を共有できる。
- すでにUniversal Music、EMI、Sonyなどの大手レーベルだけではなく、インディペンデントアーティストを束ねる何千ものレーベルも契約を完了している。
- 今日の時点で800万曲が登録されており、毎日増加している。
- Google Musicだけの独占契約で有名アーティストの曲を提供する。
- インディペンデントなミュージシャンをサポートするArtist Hubを提供し、アーティストは自由に好きな価格で曲を販売できる。
- Arist Hubではミュージシャンが自由にアーティストページをカスタマイズできる。
- Artist Hubの手数料は30%である。
- Artist Hubの登録手数料は25ドルで、それ以外の費用はかからない。
- 米T-mobileの契約者は、キャリア課金で曲を購入することができる。
ちなみに、独占で提供される曲は、Rolling Stonesの未発表ライブ音源や、Coldplayのライブ音源など非常な豪華な顔ぶれであり、Shakira、Busta Rhymes、Dave Mathew’s Band、Pearl Jamに至っては、アルバムが無料で提供されるとのことです!
すでに、オープンからBusta Rhymesの曲が無料でダウンロード出来ます:
では、実際に曲を購入してみます。
Google Musicで曲を購入してみる
実際にGoogle Musicへ行くと、SHOPリンクが足されていることがわかります:
しかし、残念ながら日本からはアクセスできないようになっています。
米国からアクセスすると、Android Marketに音楽セクションが足されているのがわかります:
先ほどの動画のように、アルバム単位や曲単位で簡単に曲を購入できます:
Android Marketですので、支払いはGoogle Checkout経由となります。(名称はGoogle Walletに変更されるようです。)
次に、曲をGoogle+で共有してみましょう。
Google+で曲を共有してみる
購入した曲や気に入った曲は「共有」ボタンから直接Google+に共有できます:
Google+ユーザーにはおなじみの「共有ボックス」ですね:
素晴らしいのは、Google+で共有された曲は、フォロワーがそのクリップを直接ストリーム上で再生したり、その場で購入したりすることが出来ることです:
繰り返しになりますが、Google+上で相互フォローしているユーザーであれば、共有された曲をフルで再生できてしまいます。
これは、今までにない全く新しい音楽の共有体験となります。
さらには、Artist Hubでアーティスト登録をしてみます。
Artist Hubでアーティスト登録してみる
まず、規約に同意した後アーティストとして名称を検索させられます:
当然私は有名なアーティストではありませんので(笑)、新規登録の作業となります。
次に、Google Checkout(Google Wallet)を使って25ドルの登録料金を払います:
アーティスト情報や音楽のジャンル、そして写真を登録すると審査待ちとなりました:
1両日ほどで審査が完了し、アーティスト登録が済めば、自分の曲をアップロードして販売できるようになります。
ジャンルはHard Rockで登録しておきました。審査が完了すれば楽曲を販売してみるつもりです。
では、審査の結果をお楽しみに・・・。後日また報告させていただきます。
追記:12時間足らずでアーティスト登録申請の審査が通りました。
Google MusicとGoogle+
Google Musicでは、クラウドでの音楽ファイル一元管理、所有する全てのデバイスでの再生、そしてGoogle+における共有の全てを実現しました。
そして、これはどこかで聴いた話ですね・・・。
そうです。冒頭でも書きましたとおり、これはAppleが実現しようとしたことです。
iTunesではその楽曲共有をPingで実現しようとしたのですが、ウェブからも利用できないようなその閉鎖的なSNS機能から、一部のユーザーにしか活用されていません。
Google Musicでは、当初は米国のみでの利用に限られるものの、数千万人以上のGoogle+ユーザーがオープンにその共有機能を一斉に使い始めることになります。
実際に、本日私自身が購入した楽曲をGoogle+で共有してみたわけですが、皆さんこのGoogle MusicとGoogle+との組み合わせにどのような可能性を感じられましたか?
ご意見をこちらのGoogle+投稿のコメント欄でお聴かせください。
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音楽配信サービスとしては「全部入り」状態のGoogle Music。
なかでも、インディーズミュージックにとって、最大の販売網が出来上がったというのが楽しみ。Google+との連携によって、引きこもり作曲家が口コミだけで世界的アーチストになるなんていう、超成り上がりも夢じゃなくなった。
iTunesへ挑戦ですな!