Google VoiceがGoogle+のサークルとの連携機能を実装 – サークル毎に転送やメッセージ内容を設定可能に
本日、Google VoiceがGoogle+のサークルとの連携を実装しました。
Google Voiceから設定画面「settings」へ行くと、タブに以前からあった「Groups」が「Groups & Circles」に変更されています。
その設定ページで、グループ一覧の下に「Circles」としてGoogle+のサークルが表示されるようになりました:
このサークル毎に、今までGoogle Voiceでグループ毎に行えていた設定が同様に適用できるようになりました:
Google Voiceでは、グループ分けした連絡先毎に携帯電話に転送するのか、Gtalkに転送するのか、どの録音メッセージを流すのか、かけている人に名前を名乗らせてから取るかどうかを決めるのか、など詳細な設定が可能です。
今回のアップデートでは、そのような詳細な設定をGoogle+のサークルに適用できます。
たとえば、「友だち」であれば相手に名乗らせずとも直接携帯電話につなぐ。
しかし、「取引先」であれば一旦名乗らせてからPCから受け取り、ビジネス向けのメッセージでボイスメールを受け取る。
こういった使い方が簡単にできます。
残念ながら、Google Voiceのフル機能は日本ユーザーからは使えず、一部機能がGmailやGoogle+などから使えるようになっただけです。
本来のGoogle Voiceは、米国やカナダと無料で通話出来るのはもちろんのこと、自分のスマートフォンで電話を受け取ったり、自宅の電話番号をGoogle Voiceに入れ替えたりとかなり便利な使い方が出来ます。
実は、私自身もここ数年は音声通話ではもうSkypeよりもGoogle Voiceの比重が上がっております。
すでにAndroidではGoogle VoiceアプリがOSと密接に連動するように開発されており、Google Voiceの電話番号と元々の携帯電話番号をシームレスに全Android端末で両立させることが出来るようになっています。
今回、Google VoiceとGoogle+との連携はサークルのグループ利用にとどまっておりますが、近い未来にGoogle+のプロフィールやサークル自体にGoogle Voiceの機能が実装されてもおかしくないでしょう。
もともと、Google+のローンチ当初からサークルはGoogle Contactsと連動しており、それらは実際既にGmailとAndroid電話帳とも連携しています。
Googleでは裏でそのGoogle Contactsを一サービスとして独立させる準備を進めており、セントラルアドレスブックのシェアをも一気にもぎ取ろうとしています。
プライバシーなども問題もまだ多々残されてはおりますが、一ユーザーとしては実際にいろいろ便利な利点も多いので、日本でもいつか是非フル機能で実装して欲しいものですね。
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