新鋭検索エンジンBlekkoの使い方- スラッシュで結果を絞りFacebookでの友達の『いいね!』も検索可能
WikiaやCuilといった新しい検索エンジンが尽き果ててきた中、スラッシュ「/」で検索結果を文字通りスラッシュ(切る・絞り込む)検索エンジン「Blekko」が成長しているらしいので使ってみました。
使い方は簡単で、検索キーワードにスラッシュタグというスラッシュに続く検索オペレーターを足すだけです。
たとえば、YouTube動画を検索したければ、
検索キーワードに「/youtube」を足すだけ。Amazonの商品検索をしたければ、
キーワードに「/amazon」を足します。同様に、ツイッターのつぶやきを検索したければ、
キーワードに「/twitter」を足します。
このスラッシュタグは、単に検索結果を絞り込むだけでなく、様々な用途にも使います。たとえば、「/shop」を足すと、
価格比較ができますし、「/rank」を足すと、
キーワードについてウェブサイトのランキングが表示されます。「/map」を足すと、
ソースはBingのマップですが地図が表示されます。続いて「/calendar」は、
予想通りカレンダーを表示します。
それだけではなく、Blekkoのサポート機能もすべてスラッシュタグを使います。たとえば、「/tags」は、
使える標準スラッシュタグの一覧を表示し、「/help」は、
サポートページを表示します。
変わった使い方ですと、「/seo」を足しますと、
ウェブサイトについて詳細なSEO解析結果が表示されます。
さて、表題にもあります通り、BlekkoではFacebookでの友達がいいね!を押した内容についても検索できるので試して見ましょう。
まずはトップページから、
Facebook Connectを使います。
認証が終わると、友達の数にもよりますが、友達のいいね!データをインポートします。それが完了するとこのように自分専用の「/likes」というスラッシュタグが作成されます。
さっそくその「/likes」で検索してみましょう。
すると、自分の友達がいいね!を押した内容に限って、キーワード検索ができます。このソーシャル検索は今後友達の数や内容によって精度がどうなるかわかりませんが、おもしろい結果が出るのではないでしょうか?
この「/likes」の内容は、RSSで取得することもできます。
さて、このBlekkoですが、醍醐味は自分でスラッシュタグを作成することができる点です。実際に「OTVOT」というスラッシュタグを、当ブログを検索対象としたものとして作成してみました。
Blekkoは、上に紹介した標準のスラッシュタグと、自分で作ったスラッシュタグ、そして他の方が作ったスラッシュタグを組み合わせることによって、自分の趣向にあった「スパム」の少ない検索結果を得られるということが売りです。
この使い方からして、普段キーワードをGoogleやYahoo!にぶちこんで、検索オペレーターを一切使わないというような99.9%のユーザーには縁のないサーチエンジンでしょうが、それでも欧米では成長しているというのが驚くべきことです。
Tech Savvyな方にはターミナルやコマンドラインのように直感的に結果を絞り込めますから、ある意味Googleよりも使いやすいのかもしれません。
是非、Blekkoをご自分でお試しください。