Google AppsユーザーからもGoogle+が利用可能となり組織でも利用できるコミュニケーションツールに進化
本日、Google AppsユーザーからもGoogle+が利用できるようになりました。
実際にGoogle Appsの管理画面へ行き、「組織とユーザー」下の「サービス」設定項目を見てみますと、実際にサービス一覧にGoogle+が追加されていることがわかります:
実際にGoogle+をオンにしようとすると、このような注意書きが表示されました:
ここで「Google+を有効にする」をクリックし、設定を保存します。
ところが、ここで大きな落とし穴がありますので注意が必要です。
このGoogle+の設定をオンにして何回保存をしようとしても、それだけではGoogle+が有効になりませんでした。
ヘルプページ(英文)をよく読んでみたところ、実際には、先ほどのサービス一覧であらかじめ「Picasaウェブアルバム」をオンにしておく必要がありました。
この「Picasaウェブアルバム」に加え、もし標準設定ではオンになっているはずの「Googleトーク」をオフにしている場合はそちらもオンにしておく必要があります。
その2つがオンになっていて初めて、Google+のオン設定が保存されます。
Google+がオンになれば、あとは各ユーザーがGoogle+ページへ行き、登録を済ませるだけです:
登録画面には、今までになかった管理者権限によるデータアクセスの可能性に関する警告文が表示されていましたが、それ以外の手順は一般ユーザーと全く同様のまま手続きが完了しました。
Google+への登録が完了すると、Google Appsユーザーの画面上部もGoogle+バーに入れ替わり、一番左にユーザーの名称と共にGoogle+へのリンクが現れます:
Google Appsユーザーは通常のGoogle Accountユーザーと同様Google+の機能全てを利用できますが、それに加え、最初から所属する組織を共有の公開範囲に設定することができます:
一般公開の投稿も可能なため利用には注意が必要ですが、公開範囲を適切に設定すれば、先日公開されたGoogleドキュメントの共同編集も可能な拡張版ビデオチャットルーム(Hangout Extra)を利用する事によってGoogle+を立派な社内や組織内のコミュニケーションツールとして活用することが可能となりました。
また、Googleでは当機能の公開日である本日より、Google Appsを利用中である以下の米国の大学にてGoogle+が学生向けに解放されたとしています:
- Abilene Christian University
- American University in Cairo (Egypt)
- Arizona State University
- AT Still University
- Boise State University
- Central Piedmont Community College
- Dublin City University (Ireland)
- ESSEC Business School (France)
- Leeds Metropolitan University (United Kingdom)
- Loughborough University (United Kingdom)
- Saint Louis University
- Strathmore University (Kenya)
- Universidad Panamericana (Mexico)
- University of Ferrara (Italy)
- University of Maryland Baltimore County
- University of Minnesota
- University of Notre Dame
- University of Pavia (Italy)
- University of Portsmouth (United Kingdom)
- University of Washington
- Vanderbilt University
- Wake Forest University
すでにこういった根回しが行われていたわけですね。
今までわざわざGoogle+利用のために別途Google Accountを開設していた方もいらっしゃいましたが、本日のこの解放によって組織や企業によるGoogle+の利用が加速するでしょう。
Google Appsユーザーの方は、是非管理ユーザーにGoogle+サービスの「オン」を提言しましょう!
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