Google Glass装着時の運転を危険どころかむしろ安全にする居眠り警告Glassware(アプリ)『DriveSafe』を試してみた

Google Glassの知名度が上がるにつれ、twitterやブログなどで「運転時のGoogle Glassなんて危険なのでは?」という声がちらほらと聞こえ始めました。

実際には、頭を一度上に上げてからGoogle Glassのスリープモードを解除し、次に目線を上に上げねばスクリーンが見られません。従って、これを使っていて危険なのは運転中にスマートフォンやナビのテレビを見る場合と同じく自己責任であるといつも言っております。

さらにはカリフォルニア州でも違反切符を切られたなど、運転時のGoogle Glass着用の印象は悪くなる一方です。

ところが、逆にGoogle Glassを使って運転を安全にしてしまおうという面白いGlasswareのリリースが本日発表されましたので、早速サイドロードして試してみました。

その名も『DriveSafe』。ずばりモーションセンサーを使って頭の動きから居眠りを感知し、警告してくれるという優れものです。

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と言いましても、実際に居眠りをしたり車内でそれをシミュレートするのも危険と言う事で、PCの前で居眠りをしてみました。一応臨場感を出すために、DriveSafeが公開しているスクリーンショットと重ねてストーリー立て書いてみたいと思います。

まず、Google Glassのホーム画面から、どんどん右へとカードをスクロールしてDriveSafeを立ち上げます。

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その後運転を開始しました。すると頭がぼーっとしてきます。遂には・・・ガクッ、頭が大きく揺れました。

画面にいきなりALERT!「あなたは眠りに落ちているようですね!」という赤い文字が、女性の声による警告と共に表示されました。

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しかも、ご親切に「休憩が取れる場所への案内が必要な場合はタップして下さい」との表示が。

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タップすると、近くのカフェなどの店舗を休憩場所候補として表示してくれました。

それを選択すると、Google Glassのナビが開始され、その休憩場所まで導いてくれます。

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ちなみに随時北にまっすぐだよ、や、右へ曲がれ、など詳細にディレクションを教えてくれます。

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そして無事に休憩場所に到着です。めでたしめでたし!

実際に試してみますと、Google Mapで閲覧できるような店舗POIを自動的に抽出し、近い順で薦めてくれました。

営業時間データまでをも考慮しているかは不明ですが、α版にもかかわらず実際に稼働しているのが素晴らしいところです。シンプルではありますが、Google Glassのセンサーを駆使したアイデア勝ちですね。

おそらくまだこれはモーションセンサーしか使用していません。なぜなら、Googleはまだ瞬きを感知できるセンサーのAPIを公開していないからです。もしこのアプリがそれを利用する事になれば、居眠り感知の精度が大幅に向上し、かなり使い勝手の良いアプリになると思われます。

ちなみに、他のα版やβ版のGlassware同様、Google Glassが必死に居眠りを感知しようと思考している熱をこめかみで感じましたw

といっても、この前に試した顔認識アプリ「NameTag」に比べればよほどましな熱ですが。

実際の使用となればまだまだ洗練が必要ですが、欧米ではこのようなGlasswareがわんさかと開発されています!日本企業も出遅れずに独自のGlasswareをどんどんと世に出して欲しいところです。

ところで、しつこいようですが、『Google Glass予約受け付けます詐欺』や『存在しないアクティベーション作業を代行します詐欺』にはくれぐれもご注意を!欧米でも正式な予約など一切受け付けられておりませんので騙されないように!

また、将来Google Glassの購入を検討されている方は、是非こちらの『人から借りて使っただけでは分からないGoogle Glassの10の魅力とは?』も併せてお読み下さい。引き続き、Google Glassに関する質問はtwitterFacebookページGoogle+でも受け付けております!

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