Android Policeが独占的にスクープした記事（英文）によりますと、どうやら今月10月11日にGoogleとSamsungが発表する予定だったAndroid 4.0 Ice Cream Sandwichには、Google+アプリのVer. 2.0が標準搭載されるようです。

同記事にダウンロードリンクも用意されておりましたので、私のNexus S（Android 2.3.4）にも早速インストールしてみました：

ご覧の通り、ホーム画面がややスッキリしているように見えます。

お知らせ画面も見やすくなりました：

また、各ユーザーのプロフィール画面はタブメニューが上部に移動しました：

このアルバムもそうですが、Ver 1シリーズに比べ余計な装飾がなくなり見やすくなりましたね：

今回はそのインターフェイスの洗練だけではなく、どうやら機能の名称も変更されているようなのです。

たとえば、Androidを英語設定にしてGoogle+アプリを立ち上げてみますと：

「Huddle」という名称が他社の類似サービスにて登録済みの商標であったという問題から、一旦過去のアップデートで「Messenger」と改名されておりましたが、Ver. 2.0では再び「Chord」に改名されるようです。

残念ながら日本語ではまだ「グループチャット」のままで行くようですね。

更に注目すべきは「サークル外から」の扱いです：

以前Google+を他のSNSとユーザーの人間関係から比較した記事でも詳しく書いたのですが、私個人はこの「サークル外から」という翻訳は適切ではないと考えておりました。

それがこの度どうやら「受信」に翻訳され直すようです。

いずれにせよ、適切な翻訳はかなり難しいフレーズだということはわかっているのですが、この「受信」もまた本来の「Incoming」のコンセプトがわかりにくいものになりそうです。

ところで、タイトルと冒頭に軽く書いたのですが、このGoogle+アプリがAndroid 4.0のパッケージに標準で搭載されるというのは大きなことですね。

当然のことながらこのアプリをプリインストールとして残すかどうかは各端末メーカー次第だとは思いますが。場合によっては契約で標準実装したまま販売される端末も出てくるかと思われます。（このあたりに詳しい方教えてください。）

もしプリインストールの状態でGoogle+アプリが普及することとなれば、ICS発表後にはGoogle+の成長がまた加速するに違いありません。

記事を書きながらいろいろいじってみたところ、このG+ Ver. 2.0のインターフェイスや挙動はVer. 1シリーズのそれに対して結構洗練されているようです。

そして単にインターフェイスだけではなく、新しいChord（グループチャット）で写真の送信が廃止されるなど、細かい仕様変更もあるようです。

これで、Ver. 1シリーズのアップデート頻度が末端ユーザーから見て最近遅いと感じられる理由がやっと理解できたような気がします。

Steve Jobs氏死去に対するユーザーの感情を考慮してIce Cream Sandwichの発表が延期されてしまったものの、Google+のアプリ開発チームは私たちが使っているVer. 1シリーズではなく既にこのVer. 2.0に力を注いで開発していたという訳ですね。

さて、このGoogle+アプリVer 2.0を真っ先に試されたい方は、こちらからダウンロードしてインストールできます。

直接のインストールがわからない方や、端末に不具合が生じるリスクを受け入れられない方はインストールしないことをお薦めします。

ちなみにインストール時の注意点ですが、Ver. 2.0をインストールする前にまずVer 1シリーズのGoogle+アプリをアンインストールする必要があります。

また、インストール後に初めてアプリを立ち上げる際に、Google Account認証のエラーがでますので、ステータスバーからエラーをタップして再び許可をした後、再度アカウント認証を行う必要があります。

インストールを試される場合は要注意です。

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